治療させてもらえなかった乳がん(SIさんの場合)~乳がんこそセカンドオピニオンを!

 いろいろあるがんの中で、乳がんは比較的ゆっくり進むものが多いがんである。しかも、乳がん細胞には特性があり、特性に応じた治療法の選択ができる。

 したがって、乳がんは、発見されてもあわてる必要はまったくない。まず、自分のがん細胞の特性を見ることが第一である。つぎが、転移があるかどうか。そして、あるとすればどこにどれだけあるかを見るのである。

 それらの情報を集めてから、じっくり自分にあった治療法を考えればいい。実際に自分で考えるのは無理ならば、主治医に考えてもらう。そして、自分で少しでも納得がいかなければ、セカンドオピニオンを受ける。早期の乳がんでも、進行した乳がんでも同じである。

 セカンドオピニオンは、第三者の意見である。まったく別の立場からの意見を聞く。これは、いまでは完全に日常化されている。治療を担当する医師に対して、これを申し立てれば、それまでの検査結果など必要な資料を貸し出してもらうことができる。

 それを持って希望する医師を訪ね、その意見を聞く。それで納得できれば、元の医師の治療を受ければいい。もし納得できなければ、あらためて主治医に考えを聞き、別な場所で治療を受けることにしてもいい。セカンドオピニオン制度は、乳がん治療に最も適したものと考えていい。

 もし、発見された乳がんが早期のがんであった場合は、乳房を残す方法をどうするかやセンチネルリンパ節生検について、主治医からよく説明を聞いてゆっくり結論を出せばいい。

 また、たとえ進行がんだと分かってもあわてる必要はない。少なくとも、ほとんどはすぐに命に関わることにはならないからだ。同じように自分のがんの情報を集めて、自分のがんに合った治療法をじっくり考えるのがいい。たとえ1、2か月かかったとしても、その時間のロスが原因で手遅れになることはない。

※このブログが本になりました。「がんになって分かったこと~さまざまながんの素顔と元気な患者たち」という書名で、文芸社からの出版です。ネット販売もしています。

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