もう一度歩きたい(KKさんの場合)~続く骨転移の痛み

 KKさんが心配した通り、ひと月もしないうちにまた痛みがつらくなって来た。結局、もう一度放射線治療をやるのがいいということになった。放射線治療と並行して抗がん剤治療も行われた。

 この治療によって痛みはほぼ消失したので、退院して様子を見ることになった。しかし、KKさんは不安でたまらなかった。

 退院して3か月後、こんどは少し背骨に近いところに痛みが出てきた。再度撮られたCT写真を見ると、背骨にも病巣が広がっていることが分かった。同時に、リンパ節への転移が広がっていることも分かった。

 主治医は言った。

「KKさん、もう一度放射線治療をやりましょう。今度は放射線治療だけにします。それなら外来通院でできます。どうですか?」

 KKさんは答えた。

「入院しなくてすむなら、それに越したことはありません。お願いします」

 こうして、痛む背中とリンパ節の転移が見つかった頚部への放射線治療が行われた。

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