もう一度歩きたい(KKさんの場合)~転移治療後の不安な外来通院

 最初に起こった肋骨とその近辺への放射線治療は、今回でこれ以上はできないという極量に達した。

 背中の痛みはかなり和らいだが、まだ残っている。しかし、痛みの残る背中にはもうこれ以上放射線治療を行うことはできないという。

 KKさんは不安な外来通院を余儀なくされた。

 痛みが薄らいだので、主治医は次の治療のことは何も言わない。

「痛みは変わりありませんか?」

 月1回の外来通院のたびに主治医の言う言葉はこれだけだった。

 KKさんが変わりはないと言うと、主治医は鎮痛剤の処方を続けると言い、血液検査をくりかえすばかりだった。

 そうして、半年が経とうとする頃、KKさんは痛みが強くなるのと同時に左足にしびれを感じるようになった。

 主治医はすぐにCT撮影の指示を出した。

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