がんなんて本当?(KWさんの場合)~腎臓がんの手術

 肺以外、脳や骨には転移はなく、心臓と肺の働きにも問題はなかった。手術の予定が立てられ、その直前に入院することになった。

 もちろん、手術でがんを切り取ることは転移のないがんの治療の基本である。しかし、KWさんの腎臓がんは肺に転移があった。では、どうして肺に転移のある腎臓がんを手術するのか?

 第一に、腎臓がんにはインターフェロンが効く可能性があるので、転移があっても、それが小さなものであれば、がんのある腎臓を手術して取り、残った病巣をインターフェロンで治療するという方法があるのだ。

 つぎに、腎臓がんは進むのが比較的遅いので、転移があっても、それが命にかかわるような状態になるにはかなり時間がかかる。

 だから、腎臓にあるおおもとのがんが大きくなって症状を起こす前に、手術をして切り取ってしまうことがあるとも言える。

 こうして、KWさんは右の腎臓の摘出術を受けた。

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