がんなんて本当?(KWさんの場合)~インターフェロン治療の副作用

 インターフェロンは、リンパ球などの免疫系細胞などから産生されるタンパク質で、生体の免疫や炎症作用にかかわる物質である。

 これを遺伝子組み換えなどで多量生産することができるようになったので、薬剤として供給されるようになった。

 現在、インターフェロンは、主にウイルスによって起こるC型肝炎やB型肝炎の治療、あるいは腎臓がんだけでなく白血病や脳腫瘍などの治療に用いられている。

 インターフェロン投与による副作用で最も多いのは、かぜを引いたような症状である。発熱、関節痛、頭痛、だるさなどの症状が出る。さらに、吐き気、不眠や耳鳴りなどが出ることもある。

 不眠が続くと、気が滅入り、うつ病になることがある。これは危険な兆候で、場合によっては自殺に追い込まれることがあるので、早めに抗うつ剤治療が必要である。

 KWさんにも、発熱と関節痛、それに倦怠感が出た。かぜを引いたような感じだった。だから、かぜを引いたときに使われる解熱鎮痛剤を処方してもらった。そして、それを飲んでいるうちにKWさんの体に現れた副作用は消えた。

 インターフェロン治療の副作用は、個人差が大きい。KWさんのように、非常に軽い副作用で済む人もいれば、前述のように自殺に追い込まれるほどひどい副作用の出る人もいる。

※このブログが本になりました。「がんになって分かったこと~さまざまながんの素顔と元気な患者たち」という書名で、文芸社からの出版です。ネット販売もしています。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック