サルビアの会’12年8月患者会

 CBさんのご主人は、先月末に大腸と肝臓の手術を受けました。それまで抗がん剤を続けてきて、これ以上抗がん剤投与はできないといわれたところで、悩んだ末に決心したのです。

 腸閉そくと血便で発見された大腸がんでした。しかし、すでに肝臓に転移があったため、人工肛門を付けた上で抗がん剤治療が行われてきました。

 さいわい抗がん剤は効きました。がんが小さくなったので、人工肛門は使わずに、もとの肛門からふつうに排便できるようになっていました。また、肝臓の転移もすべて小さくなっていました。

 そこで、外科医から手術の可能性について話があり、ご本人が「手術で取れるなら」と手術を受けることにしたということです。

 CBさんは、転移のあるがんに対して手術をすることに強い疑問を感じていました。だから、最後まで手術に反対していました。

 手術は11時間もかかる大手術でしたが、手術後の経過は、主治医の話では、順調だといいます。

 ただCBさんは、お腹の中だけでなく、胸の中にも水がたまっている状態が続いているため、心配でなりません。さらに、人工肛門が別のところに新たにつくられたので、その管理を退院後は自分がすべてやらなければならないかと思うと不安でたまりません。

 でも、ご本人が「転移はすべて処理してもらった」と喜んでいるというので、それが救いだとのことです。

 大手術だったので、元の状態にもどるには、少し時間がかかるでしょう。しかし、なんとかその大手術を乗り越えられそうなところまで来たようなので、もう少しの辛抱で、ご本人が元気に帰ってくるのは間違いありません。

 退院したら、訪問看護の助けを借りて、問題なく家で暮らしていけると思います。抗がん剤治療は考えずに、家で好きなことをやっていくのがいいと思います。

 同じく肝臓にがんのあるYGさんにとって、CBさんの話は他人ごとではありません。CBさんは、子宮がんが治った後に肝臓がんができています。

 今は、その治療を終えて、小康状態にあるといいます。しかし、抗がん剤治療のために起こった両足のしびれが今も続いていて、杖を手離すことができません。

 YGさんは、また抗がん剤治療が必要といわれても、もう受けるつもりはありません。心配なのは、再発して、そのために寝たきりになってしまうことだといいます。

 でも、心配はないですよ、YGさん。がんのために寝たきりになるようなことになれば、それが何か月も続くようなことには絶対になりません。せいぜい1~2か月です。

 お子さんたちの厄介になることがあっても、そんなに長いことはありません。それが、がんのいいところだと思います。

*このブログが「がんになって分かったこと」(文芸社刊)という本になっています。読んでみてください。

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