サルビアの会12月患者会

 仙骨転移の放射線治療を終えたEDさんが最初に話し始めました。

「放射線治療が終わったんですが、痛みが良くならないんです。麻薬を使うことには抵抗があるんですが、モルヒネの量が増やされたんです。そして、貼り薬のほうがいいからと言って、先週から貼り薬に変わりました」

 私が聞きました。

「貼り薬になって痛みはどうですか?」

 EDさんは答えました。

「ええ、少しはいいようです。でも、転移のある仙骨のところの痛みがとれないんです。この痛みはどうしようもないんでしょうか?」

 私は答えました。

「そうですね。たまにずきんと強く感じる痛みは完全には取れないかもしれませんが、貼り薬をもっと増やしていけば楽になると思います。痛み止めの麻薬が増えることを心配する必要はないですよ。麻薬はこわいものではないんです。痛みがなくなるまで心配なく増やすことができるんです」

 私が言うのを聞いて、EDさんが続けました。

「そうですか。それを聞いて、少し安心しました。薬が増えると、それだけで心配になります。その分、病気が悪くなったんだろうって・・・」

 EDさんはさらに続けます。

「ですから、薬を増やさないでなんとかならないかと考えるんです。でも、痛み止めの麻薬は違うんですね。痛みが取れるまで増やすのがいいんですね?」

 私は答えました。

「そうですよ。痛みは一番つらいですからね。放射線治療が終わったからといって、すぐに痛みが良くなるわけではありませんから、痛み止めを効くまで増やしてもらうのがいいと思います。そして、放射線治療の効果が出てくるのを待てばいいと思います」

 EDさんが納得して言いました。

「安心しました。もう少し貼り薬の量を増やしてもらって、痛みが良くなるかどうかをみてもらうことにします」

*このブログが「がんになって分かったこと」(文芸社)という本になりました。読んでみてください。

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