サルビアの会13年1月患者会(その1)

 小腸がんで苦しんでいるAYさんが2か月ぶりに奥さんと一緒に参加しました。

 AYさんは言います。

「今朝はほとんど症状が消えていたのでサルビアの会に参加できると思っていたら、朝食のあと突然おなかが痛くなってきたんです。だから、きょうもやっぱり参加できないと観念しました。でも、そのうち痛みが和らいできたので参加できました。あの痛みは何なんでしょうかね?」

 私は答えました。

「腸にせまいところがあって、食べ物が通りにくくなっているんだと思います。狭いところの手前の腸に食べたものが貯まってくると、腸が膨らみます。腸は膨らんでくると痛みを感じるんです。だから、食後に痛みが出るんです」

 それを聞いて、同じ症状に悩まされたMYさんが言います。

「私は子宮がんの治療のために受けた放射線の副作用で腸が癒着しているんです。なので、AYさんのおなかの痛みがよく分かります」

「私のがんは脇の下のリンパ節に転移して神経を壊しながら大きくなったので、その時の痛みも尋常なものではありませんでした。でも、食べたものが貯まって起こるおなかの痛みは、それとはまた次元の違う、ものすごくつらいものです」

「おなかがはち切れそうな信じられない痛みです。貯まったものが少しづつ狭いところを通っていって、腸の膨らみが取れれば治るんですが、簡単にはいかないんです。じっと耐えるだけです」

 AYさんが言いました。

「そうですね。私もこたつに入っておなかをあっためて、痛み止めを飲んでじっとしてました。そしたら、少しづつ良くなってきたんです。つらかったです。今も、我慢はできるんですが、痛みはあります」

がんに伴うさまざまな症状のうち、痛みは最もつらいものですが、その原因は必ずしもがんそのものによるものとは限らないのです。そして、それは表面からは分からない。つまり、患者にしか分からないものです。これもがん患者を苦しめることになります。

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