サルビアの会4月患者会(その3)

 TNさんはさらに続けます。

「今一番つらいのは、気が滅入ってしまうことだ。体を動かそうにも、人工肛門があると不便でしょうがない。肝臓に転移があるらしいが、それを治療するには抗がん剤を飲まなくちゃあならない」

「だが、治療費は払えない。生活のほうは、息子たちが応援してくれているから、なんとかなっている。これは、不本意だがしょうがない。こういう風に、気持ちを滅入らせることばかりだ。これをなんとかしたい」

 これを聞いて、子宮がんの再発を乗り越えたMYさんが言います。

「TNさん、大事なのは笑うことですよ。イライラしていてもいいことはひとつもない。それよりは、笑うんですよ」

「私も膀胱に管を入れて、太ももに付けた袋に尿を貯めるようになっているんですが、大変だとは思わないようにしているんです。むしろ、これで具合がよくなっているのは間違いがないので、それでいいと割り切っているんです」

「笑うのがいいですよ。最初は白けるかもしれないですが、くり返すうちに本当に可笑しくなってくるんです。そして、笑っているほうが、がんが逃げて行くんです」

 それでもTNさんの顔はこわばっています。怒りを治めきれないようです。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック