サルビアの会8月家族の会(その1)

 今回は、先月末にこの会が読売新聞の茨城版の特集で紹介されたため、それを読んで参加したという方が二人。最初が、OKさん。

 OKさんは、高校1年の息子さんを4年前に亡くされたそうです。死因は十二指腸穿孔とのこと。

 息子さんは、日曜日にお腹の具合いが悪いと言ったそうです。でも、大した状態ではなかったので、その日はそのまま様子を見て、翌日病院へ。ところが、すぐ入院ということになり、入院。そして、なんとそのまま翌日に亡くなってしまったのだそうです。

 その死因が、十二指腸穿孔だというのです。多臓器不全を起こしたとのことでした。症状が出た時、どうしてすぐに病院へ連れて来なかったと言われたといいます。

 私はこれを聞いて、おかしいと思いました。十二指腸穿孔では、普通、すぐに死ぬようなことにはならないからです。

 十二指腸穿孔が起こって、そこから腹膜炎になり、そして菌が全身に広がって敗血症の状態になり、多臓器不全が起こる。それが一日か二日で起こるとは考えられない。

 おそらく、日曜日の時点で腹膜炎が起きていたと考えるのが妥当です。だとすると、すでにその時には手遅れの状態だった可能性があると、私は言いました。

 それを聞いたOKさんは言いました。

「そういうことは、初めて聞きました。ずっと、どうして日曜日の時点で救急車を呼ばなかったのかと、自分を責め続けてきました」

「今まで、本当に辛かったです。でも、きょう初めて必ずしも日曜日に救急車を呼ばなかったことが息子を死に追いやった唯一の理由ではないということが分かりました」

「そのことを聞いただけで、気持ちがずいぶん楽になりました。きょう、ここに来てよかったです」

 元気だった息子さんを具合が悪くなって二日で亡くされ、しかもそれが自分のせいだと責め続けてきたOKさん。私には、少し変だと思える点があったので、そのことを話しただけでOKさんの気持ちが安らいだ。本当によかったですね。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック