サルビアの会12月患者会(その4)

 じつは、MYさんは子宮がんの手術を受けた直後にもおなかに放射線治療を受けていました。その後遺症も起きていて、おなかの痛みに悩まされてきました。

「ずっとおなかの痛みの原因がよく分からなかったんですが、どうも放射線による腹膜の癒着が原因だろうということになりました」

「膀胱のまわりに腹膜が癒着していて、おしっこが貯まって膀胱が膨らむと痛みが起こるんだろうということになったんです。なので、膀胱の中に管を入れっぱなしにして、膀胱におしっこが貯まらないようにしたんです。それから痛みは止まりました」

「でも、膀胱の中の管の位置によってだと思うんですが、管が当たって痛むんです。今がその状態です。つぎに入れ替えてもらうまで痛みが続くと思います。けっこうつらいですね。ですが、前のおなかの痛みを思うとしかたがないです」

「それに、管が当たって膀胱が傷つくのか、出血がよく起こります。すると、血の固まりができて管をつまらせてしまうんです。そのままつまってしまうと大変ですから、一生懸命管をしごくんです。1時間でも2時間でも、つまったのが取れるまで続けなければならないんです。いろいろ大変なことが起こりますね」

 放射線治療後の障害について、MYさんほど多くの大変な経験をしている人はいないと思います。それらはだれもが経験していないものなので、教科書にも治療法がのっていないことが多いのです。

 腹痛の治療は、主治医の先生もさぞかし悩んだことだったでしょう。私も、膀胱が尿で膨らんだ時に痛みが出るというのは、初めて聞いたことでした。がんを克服した人たちは、こういう風にだれもが経験したことのないたたかいを続けています。

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