どうして私が胃がんに?(UEさんの場合)~鼻から入った管

 UEさんは、続けて聞いてきた。

「先生、もうひとつお聞きしたいことがあるんです。この鼻から入っている管はどうなったら抜いてもらえるんですか?」

 私は答えた。

「便が出て、吐くことがなくなれば抜けます。腸がきちんと動かないとだめです」

 UEさんは言った。

「そうですか。じゃあ、今は無理ですね。便は出ないし、口から飲んだものは全部この管を通して戻ってきてしまいます」

 私が言った。

「そうですね。このままで様子をみましょう。それから、私が少なくとも週に1回定期的にお邪魔するほかに、訪問看護というものがありますから、それを利用していただくのがいいと思います」

「看護師さんに様子を見てもらうんです。いろんな相談もできますよ。私が、前もってこういう場合はこうするようにと指示を出しておきますから、それに従って24時間365日いつでも来てもらえます」

「もし、私の指示だけでは間に合わないようなことがあった場合は、すぐ私に連絡を頂きます。そして、その連絡を聞いて、その場で指示をします。どうしてもダメな時には、私が直接伺います。どうですか?」

 UEさんもご主人も納得したので、私が言った。

「では、これからケアマネジャーに連絡して、あしたからでも訪問看護師に来てもらうことにしましょう。そして、点滴の刺し替えも鼻からの管の管理もやってもらうことにしましょう。どの訪問看護ステーションにお願いするかが決まったら、そこにすぐ指示書を送ります」

*このブログが「がんになって分かったこと~さまざまながんの素顔と元気な患者たち」(文芸社)という本になっています。読んでみてください。

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