サルビアの会4月家族会(その2)

 ご主人を大腸がんで亡くしたKNさんが言います。

「町内会の私の班の8軒中6件が独居なんです。先日、その一人がこんなことを言ってました。『3日も4日も生の人間と話してなかったので、若い女性と話したくなって、スーパーに行ったよ』って言うんです」

「どういうことかと思ったら、『スーパーで買い物すればレジに行くし、そこでレジのお姉さんと話をしてきた』って。確かにレジのお姉さんなら、必ず話ができますよね」

 KNさんは続けます。

「そういう風に独居のひとが増えていますから、集まりをつくることはいいんですが、老人会という名前はよくないですね。私は、老人会には入りたくないですよ」

 私が、今進められようとしている市の計画について話しました。

「2025年問題というのをご存じかと思います。戦後のベビーブーマーがすべて75歳になる年です。超高齢社会に突入する年で、その頃には高齢化率が全国の平均で30%を超すと考えられています」

「つまり、国民の3人にひとりが高齢者です。高齢者には医療と介護が欠かせませんから、独居ならばなおさら、その人を見守るための市民の活動が必要になります」

「そして、もしそのひとが本当に具合の悪くなる事態に陥ったら、すぐに訪問診療医や訪問看護師、それにホームヘルパーに来てもらう。もし、それでだめならば、入院してもらう。そういう活動を、チームをつくってやるんです」

「包括的地域ケアシステムという難しい呼び方をしますが、そういうものを市が計画づくりをして立ち上げることになっています。体を自分で動かせるみなさんは、そのチームのメンバーになってもらわないといけませんね」

 このあと、私がサービス付き高齢者向け住宅などのことを話しました。

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