サルビアの会6月患者会(その2)

 子宮がん再発を克服したMYさんは言います。

「でも、死ぬことばかりを言っている人は、むしろ死ぬことはないんじゃないですか?言ってるだけだと思いますよ。死を考えない人はいないと思いますが・・・」

「ある時、お通夜のあとでお坊さんと話す機会があったんです。お坊さんは言うんです。『人が死んだ時に、だれもがどうして死んだと聞きますよね?」

「でも、私はいつも答えます。この人が生まれたからだよって。病気になって死んだと思うかもしれないですが、病気は縁です。たまたまそういうことになったというだけです。人はいつかは死ぬんです。死に方は、縁です』」

 MYさんは続けます。

「これを聞いてなるほどと思いました。死を恐れていても仕方がないと。でも、死ぬのはこわいですよね」

「じつは、私は子宮がんと診断される前、出血が続いていたんですが、頼っていた柔整師に相談したら治るって言われたので、それを信じ切っていましたから、放っていたんです。それでだんだん貧血がひどくなってきました」

「顔は真っ青というか、白いろうそくのような感じになってしまいました。立つのもつらい感じになったので、やっと近くのかかりつけの先生に診てもらう気になったんです。そこの受付の看護師さんが、『すぐに診てもらいなさい』って、待っている人たちを差し置いて私を診察室へ入れてくれました」

「私を診たとたん、先生は『バカモン、なんでこんなになるまで放って置いた!死んじゃうぞ!すぐに手紙を書くから、婦人科へ行きなさい』って怒られました。死ぬと聞いて、初めて焦りました」

「救急車で病院に着くと、すぐに輸血をすることになったんですが、貧血がひどかったですから、血管が膨らんでこないんです。看護師さんが何人か替わってやっと点滴の注射針が入りました。みんなで拍手喝さいしてました」

「入院しても、毎日出血を抑えるためガーゼを押し込んで、輸血をするだけ。ガーゼを押し込まれるのが痛いんです。一度は失神しました。がんかもしれないと言われました。でも、がんなんかどうでもよかった。出血を止めて欲しいと思うばかりでした。死ぬのはこわいですからね」

「でも、私は絶対に治ると思っていました。大学病院へ紹介するということになって、最初は放射線治療ということだったんですが、手術ができるということになって婦人科へ移りました」

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