サルビアの会7月患者会(その2)

 私が続けました。

「心臓けいれんという病名はありませんが、不整脈のことをそう言ったんでしょうね。とくに心房細動という不整脈は、心室の上にある心房というところがけいれんを続ける状態で、脳梗塞の原因になるので問題です」

「どういうことかというと、ふつう血液は血管の中では固まることはないんですが、血流が乱れると固まりやすくなるんです。心房がけいれんしていると、そこで血液の流れが乱れますから、そこに血液の固まりができるんです」

「すると、それが血液といっしょに全身に流れていくことになり、それがもし脳に流れて行けば脳の血管につまりますから、脳梗塞が起きます。しかも、その血のかたまりは結構大きいので、脳の太い血管をつまらせることになります」

「つまり、大きな脳梗塞が起こる。重症になることが多いんです。でも、熱中症が原因で心房細動という不整脈が起きやすくなるということはないと思います」

 さらに私は続けました。

「もうひとつ心臓がけいれんする状態に、心室細動というのがあります。これは全身に血液を送り出す大事な働きをしている心室がけいれんすることになるので、そのままでは血液が心臓から送り出されなくなって、すぐに意識がなくなります」

「このけいれんを止めるのがAEDなのです。突然意識を失った人の心臓の動きをAED自身が判断して、心室細動が起こっていればAEDが動いて、それを治してくれるんです。ただ、この心室細動も熱中症とは関係ないと思います」

「熱中症の時のけいれんには、熱けいれんというのがあります。これは、大量の汗をかいた時に水分だけを飲んでいて塩分が不足したために起こる筋肉のけいれんです。心臓のけいれんではありません」

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