サルビアの会8月家族会(その3)

 MYさんが言いました。

「そうですね。これからは、そう言うことにします。がんの再発だけを心配していてもしょうがないですからね。それよりも、自分の健康を気にすることのほうが大切だと思います」

「私はしみじみ思うんです。自分ががんになってよかったって。がんになったことで、いろんなひとと出会えた。がん友です。もちろん、亡くなったひとが多いです。そういうひと達を思い出すと、私はまだいいほうだと思います」

「左腕はマヒしてむくんでますけどね。それに、腸閉塞で苦しめられたときも大変でしたが、いまはまったく気にならなくなりました。膀胱に入っている管はよけいなものですが・・・」

 MYさんは、かなりの間、腸閉塞の症状に悩まされてきました。便秘が続き、少し食べるとおなかがふくれてしまうのです。苦しい症状で、痛みががまんできなくなり何度か入院を余儀なくされました。

 しかし、そのつど特別な異常は見つかりませんでした。がんの再発ではなかったのです。結局、初めの手術のあとに行った放射線治療の影響で、10年以上も経って腸の癒着が進んだために通りが悪くなっているんだろうということになりました。

 したがって、消化の悪いものを食べないようにして様子を見て行くしかないということになったのです。

 ところがある時、膀胱がいっぱいになっている時に症状が出るらしいことに気付いたのです。そのため膀胱の中に管を入れ、膀胱が尿でいっぱいにならないようにしてみることにしました。

 すると、腸閉塞の症状がまったく出なくなったのです。MYさんの言う膀胱の中に入っている管とは、そういう理由で入っているものなのです。

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