サルビアの会1月患者会(その3)

 増え続ける肺がんに対して、それを治療する医療機関と専門医は限られています。その結果、担当医の肩に重荷がのしかかってしまうようです。

 でも、説明をしないのはだめだと私は思います。手術のあと、状態が落ち着いたところで回診のときでもいいと思います。もちろん、説明のための時間をつくって話ができれば、それが一番いいでしょう。

 少なくとも手術をする医師には、手術の前に話したことに比べて手術の結果がどうだったかを話す義務があると思います。それがきちんと行われないと、MKさんのように不安な気持ちがそのまま続き、痛みも軽減されないことになります。

 私が肺の手術のあとの痛みについて話しました。

「肺の手術はろっ骨が邪魔をするので、ほかの手術に比べて大変です。手術をするためには、手術をする医師の手がその中に入らなければなりません」

「そのため、肺の手術では2本のろっ骨を背骨の付け根で切リ離してブラブラにして、その2本のろっ骨の間の筋肉を切り、そこに開胸器という道具を使ってブラブラになった2本のろっ骨の間のすきまを広げて手術ができるようにするんです」

「ここで使う道具は同じだし、手術のやりかたは同じですが、体のつくり具合はみな違うので、開胸器という機械の当たり具合はみな違います。ろっ骨の下を肋間神経が通っていますから、開胸器がろっ骨を押し広げたときに肋間神経を傷つけることになるのです」

「これがどうなるかは手術が終わってみないとわかりません。すべての手術は同じようにやるわけですが、手術を受ける側のからだはみな違うので、同じやり方をしても肋間神経の傷つき方が違ってくるからです」

「その結果、手術のあとの痛みが違ってきます。運のいい人は、痛みがなくて済みます。反対に、運の悪い人は何年にもわたって痛むことになることがあります。肋間神経痛が残るわけです」

「おそらく手術のあとの夏が過ぎるころに痛みは固まると思います。そのときにどの程度の痛みが残るかで、その後の痛みの予想がつくんです」

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック

  • サルビアの会 (1月患者会) に参加

    Excerpt: いつも通りに家を出ましたが、今日はなぜか信号とのタイミングが悪く、 県境で開始時間になり、途中からの参加になってしまいました。 Weblog: 開業保健師  みんなの“自分らしさ”を大切に racked: 2015-01-25 15:06