サルビアの会2月患者会(その1)

 今回はMYさんが来週のがん予防推進員養成講座で話すがん体験談の予行演習があるので、それを聞こうという人たちが大勢集まりました。

 初めて顔を会わせる人たちもいたので、最初に簡単な自己紹介をしてもらいました。その中に今回、初めて参加した人が二人いました。

 ひとりはSMさん。子宮頸がんが肺に転移していて、その治療のために筑波大学病院に入院していた10年前、MYさんと知り合ったと言います。元気なひとです。

 もうひとりはHTさん。去年の暮れに直腸がんの手術を受けたばかりです。でも、2年前に同じ直腸がんでご主人を亡くしています。今、抗がん剤を勧められているので、それについて聞くためにここに来たと言います。

 いつもご夫妻で参加するTJさん。奥さんが言います。

「20年間主人のアルコールとたたかってきましたが、この2年間は主人の食道がんとのたたかいでした」

 そうするうちに大体参加者がそろったと思われたので、MYさんのがん体験談の予行演習を始めることにしました。予定時間は30分です。

 MYさんは、書いてきた原稿の棒読みになりはしないか心配だと言いながら話を始めました。

 MYさんの子宮がんとのたたかいがどのように始まったのか、そして再発とのたたかいがどんなものだったのか、笑うことの効用、抗がん剤治療に一度は背を向けたこと、しかし結局受けることになって、しかも完遂できなかったこと。

 そして、モルヒネ剤やステロイド剤の開始からやめるまで、放射線治療後のリンパ浮腫とのたたかい、そしてこれも放射線治療後の腹膜癒着とのたたかい。13年間にわたり、今も続くがんとのたたかいの話でした。

 ほとんど滞ることなく、またただの棒読みのようになることもなく、そして再発を告げられた時にがん友が泣いてくれたと言った時に自ら涙をこらえ、聞き手にも涙を誘いながら、30分弱で終わりました。

 内容も話し方も分かりやすく、本当にいい出来ばえでした。


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