サルビアの会4月家族会(その5)

 MYさんが言います。

「私は放射線治療と抗がん剤治療はケンカすると説明されました。いっしょにはできないということだったと思います。私は放射線治療だけを受けることにしました」

 TJさんが言います。

「私も手術をしてもらうことを考えなくはなかった。親戚に医師がいるんですが、その人も言ったことがありました」

「『そんな状態なら手術をしてもらったほうがいいじゃないか。どうして手術しないんだ?』って。私は、先に言ったようなわけを話しました」

 手術の話が出たところでCBさんが言いました。

「主人の手術の時も先生は言いましたよ。『イチかバチか、開けてみないと分からない』って。大腸がんが、おなかの中いっぱいに転移していると言われてましたし、それに肝臓の転移がありました」

「手術は12時間もかかりました。長かったですね。手術室の様子が分かるモニターを置いてある部屋があるので、そこにずっといました」

「手術が終わったあと見ていると、主人が大声を上げて騒ぎ出したんです。主人が大変なことになっていると思いました」

「でも、すぐに最後に手術をした肝臓担当の先生から呼ばれたので、そちらに行きました。すると先生はいい笑顔を浮かべて、優しく『無事終わりましたよ』って言ってくれたんです」

「それで安心しました。このドクターはいいドクターだったですね。でも、手術が終わったあとの主人の苦しみ様はいったいなんだったんでしょうか?」

 私が、全身麻酔とはどういうものかを説明し、麻酔の覚め際に一時興奮状態になることが多く、その時に騒ぐことがあるのでまったく心配のないことだと話しました。

 CBさんは、普通の大人が見過ごしてしまうようなちょっとしたことにも気づいて、それを確かめようとする子どものような純真さが残っている人なんですね。

 それが、ときどきご主人の治療を担当する医師との軋轢を生むことにつながったんだと思います。

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