サルビアの会5月患者会(その2)

 TJさんが言います。

「そういえば、私の胃にはピロリ菌がいて慢性萎縮性胃炎があると言われていたのを思い出しました。今度のはそこから出て来たわけですね?」

 私が答えました。

「そうです。その慢性萎縮性胃炎は残念ながらピロリ菌を退治しても治らないんです。ですから、ピロリ菌を殺したから胃がんは心配ないということになりません」

「逆に言えば、慢性胃炎ができてしまっている人でも、とくに症状がなければピロリ菌を退治する必要がないということにもなります」

「さらに別の言い方をすれば、ピロリ菌のいることが分かった人は、ピロリ菌を退治するしないにかかわらず、年に1回の内視鏡検査が必要だということです」

「そうすれば、たとえがんができてしまっても早期のうちに見つけられますよね。早期なら、今度のように内視鏡で取り切れますから、心配ないわけです」

 TJさんは、奥さんともども納得したようです。そして、TJさんは言います。

「私は今でも走っているんですが、どうも運動をしないとだめなんです。つまり、運動をすると快感を感じるんです」

「病気になる前は1キロ6分くらいの速さで走ってましたが、今は1キロを8分以上かけて走ってます。もちろん、運動をし過ぎることは避けてます」

「適度な疲労感が残るような感じでやってるんです。そうすると、夜もよく眠れますし、次の朝に疲れが残るようなことにはなりません。でも、家族はみな『走り過ぎるとダメ』と言います」

 私は言いました。

「もちろん、フルマラソンを走るほどの走り方をすれば心身ともに負担は大きいでしょうが、TJさんの走り方ならちょうどいいと思います」

「走ることで快感を感じるなら、なおさらです。走ることによってストレスが発散されて、活性酸素も減りますよ。体にいいことです。続けるのがいいと思いますよ」

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    Excerpt: 毎月第3土曜日は古河市福祉の森診療所でがん患者の会が開かれます。 Weblog: 開業保健師  みんなの“自分らしさ”を大切に racked: 2015-05-22 17:52