サルビアの会5月患者会(その3)

 そのあと、私の主催する在宅ケアネットワークが毎年秋に行っている市民向けのフォーラムで、今年は福祉の森診療所開設20周年を記念して私が講演することを話しました。

 そして、この会の名称であるサルビアの会の由来について話しているときに、命名の主である胃がんを克服したUDさんが入って来ました。UDさんが言います。

「そうなんです。サルビアは手をかければ、それだけ応えてくれます。夏に咲き出して、冬の初まりの12月まで咲いてくれます」

「同じ夏に咲くひまわりとはまったく違うんです。ひまわりは大きな花でパッと咲いてすぐに枯れますが、サルビアはそうではないんです」

「その頃、私は胃がんの手術後で抗がん剤を飲みながら苦しんでいましたので、ずっと長く咲いていてくれるのが私のその時の気持ちにも合ったんだと思います」

「そういう気持ちを含めて、この会の名称をサルビアにしてはどうかと提案したんです」

 肺がん手術後のMKさんが言います。

「そうですよね。サルビアはもともと強い花ですよね」

 TJさんが尋ねます。

「UDさんは、毎年サルビアの種をまいているんですか?」

 UDさんが答えます。

「いいえ、こぼれ種から毎年芽を出してくるんです。それには、いい土をつくって置かなければなりません。冬にはよく耕して、腐葉土を混ぜます」

「腐葉土は落ち葉を積んで、そこに糠を混ぜて自分でつくります。糠を混ぜると、発酵している間は臭うんですが、その時期が過ぎると臭いはまったくなくなります」

「でも、今年は腰と膝を痛めてしまって、それができませんでした。ですから、今年の作物はいいものができないだろうと思ってます」

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    Excerpt: 毎月第3土曜日は古河市福祉の森診療所でがん患者の会が開かれます。 Weblog: 開業保健師  みんなの“自分らしさ”を大切に racked: 2015-05-24 20:23