サルビアの会5月患者会(その6)

 肺がんと聞いて、肺がん手術後のMKさんが言いました。

「私は、肺がんの手術の直後が一番元気だった気がします。私はもともと慢性腎炎で長く治療を続けて来ました」

「ですから、生活のすみずみに細かく気を使ってきました。それこそ大変なんです。ちょっと無理をしただけで尿にタンパクが出てしまいますからね」

「それが、肺がんの手術のあとはまったくお任せです。パッと手術をして終わりです。私はなにも気を遣う必要がない。だから、本当に楽でした。それで、私は元気だったんです」

「先生がなにか特別な薬を使ってくれたんでしょうかね。手術のあとには抗がん剤が必要と言われましたが、私は自分の腎臓のことを考えて断りました」

 抗がん剤が必要と言われて、それを断るのは勇気がいることだと思います。抗がん剤の治療を受けたとしても不安が残るのが普通ですからね。

 そのあと、最近私が読んだ新しい医学に関する記事をいくつか紹介しました。ひとつは分子標的薬を使った新しい免疫療法について。

 これは免疫チェックポイント阻害剤という薬剤を使う治療法です。チェックポイントは免疫を始める窓口の部分。それがあるために免疫が働きにくくなっています。

 それを薬でブロックすることにより、免疫が働きやすくなるというもの。かなり効果が出ているようですが、反対に免疫作用が働きすぎて、膠原病などの発生が増えるという副作用があると言います。

 つぎに、便の移植で腸の病気を治すことができるようになっているという話をしました。するとその話を聞いて、胃がんの手術のあと長く抗がん剤を飲み続けたUDさんが言いました。

「抗がん剤の副作用は個人によって出方に違いがあると思いますが、私はひどい下痢が続いたので大変でした。1日に5回も6回も下痢が起こる」

「それも、1回トイレに行けばそれで終わりということじゃないんです。そのまま、しばらくトイレから出られなくなってしまうんです」

「ですから、抗がん剤を飲んでいる時には、もちろん外出などできません。抗がん剤を2週間飲んで、つぎの2週間は休むというやり方で、3年半続けました」

「そういう生活を強いられると、性格まで変わりますよね。ですから、便の移植で抗がん剤の副作用で起こる下痢も止まればいいですね」

 でも、残念ながら、抗がん剤の副作用の下痢は、まだどうしようもないと思います。

 今回もまた、いろんな話が出ました。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック

  • サルビアの会 (5月患者会) に参加

    Excerpt: 毎月第3土曜日は古河市福祉の森診療所でがん患者の会が開かれます。 Weblog: 開業保健師  みんなの“自分らしさ”を大切に racked: 2015-06-04 13:40