サルビアの会9月患者会(その3)

 私は続けました。

「鬼怒川の橋を渡りながら、決壊した土手の様子が真正面に見えるんです。そして、川の流れの方向を見ると、その場所から右手に大きく曲がっているのが分かるんです」

「やはり、流れの向きの変わるところに力が及ぶんですね。ですから、私は、この古河市を流れる渡良瀬川の流れの向きを見てみました。すると、同じように流れの向きの変わるところが1か所あるのが分かりました」

「つまり、古河市では、その場所の堤防を強化することと、そこが決壊した場合のリスク管理を具体化しておくことが大事だと思ったわけです」

「今回の大雨が、もし数10キロ西に降っていたら、渡良瀬川に鬼怒川と同じことが起こっていた可能性があります。つまり、つぎは渡良瀬川の番かもしれないと思いますよ」

「行政には、今回のよその地域の経験ですが、それを参考にして自分の街のリスク管理を徹底してもらうように、あちこちから声を出してもらうのがいいと思います」

 それを聞いて、KHさんが言います。

「そうですね。私も、いろんな人が声を上げるのがいいと思います。いつも同じ人が言ってばかりいると、ただのクレーマーってことになってしまう可能性が高いですからね」

 古河市を流れる渡良瀬川は、戦後間もなくカスリーン台風が来た時に氾濫しているのです。

 その時は、古河市と反対側の堤防が決壊したために、古河市側は被災せずにすんだという歴史があるのですが、つぎはどうなるか分かりません。決壊に備える必要は絶対にあると思います。

 TJさんが言います。

「市町村長は、反対派の意見を聞くのが大事だと思いますね。反対派の意見は貴重なんですよ。それを大事にするのがいいですよね」

「でも、実際は、自分の周りの仲間内だけで仕事を進めてしまっている。それでは偏ってしまうんです。それが見通しを狭くして、広い視野に立てなくしてしまうんです」

 その通りですね。ぜひ、古河市でも広い視野に立ったリスク管理をしてもらいたいと思います。

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  • サルビアの会(9月患者会)に参加

    Excerpt: 茨城県古河市のがん患者会『サルビアの会』に参加してきました。 Weblog: 開業保健師  みんなの“自分らしさ”を大切に racked: 2015-09-27 20:54