サルビアの会10月家族会(その4)

 つぎに、この20年間に当診療所で私がやってきたことをまとめました。

 がんなんでも相談、がん患者家族の会(このサルビアの会です)、小中学生の喫煙防止教育、市民への健康講話、そしてなんでも外来(産科だけは診ませんが)と在宅医療です。

 在宅医療を効率的に進めるために、在宅ケアネットワーク古河というネットワークを、10年前の当市の合併の時につくりました。

 このネットワークでは、偶数月の火曜日夜に、定例のケース検討会を、ネットワーク参加病院の持ち回りでやっています。そして、そのネットワークで年に1回続けているのが、今回の市民フォーラムです。昨年は、認知症をテーマに行いました。

 最後に、これからの医療と介護に求められるものとして、地域包括ケアシステムの必要性を話しました。戦後ベビーブームに生まれた団塊の世代が、すべて後期高齢者になる2025年が、大きな節目です。

 高齢化率が30%を超え、日本人の年間死亡数が160万人の時代になるのです。現在の120万人死の時代から、年間死亡数が40万人も増えるのです。

 しかも、国は病床数を増やすどころか減らそうとしています。すると、増える40万人はどこで死ねばいいか?家か施設かどちらかです。

 国は、施設も在宅とみなすとして、在宅ケアの推進を謳っています。それが、とりもなおさず地域包括ケアシステムなのです。

 そこでは、そのシステムを支える地域の力がものを言うと考えられます。ボランティアの力と言えばいいでしょう。その市民の力と合わせて、市町村はそのシステム作りを10年の間にやらなければなりません。

 というような話をしたあと、残りの時間に前回の9月患者会にも話の出た関東東北豪雨の被害の話をして、終わりました。

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  • サルビアの会(10月家族会)に参加

    Excerpt: 昨日(10月3日)は 古河市のがん患者会(家族会)に参加してきました。 Weblog: 開業保健師  みんなの“自分らしさ”を大切に racked: 2015-10-16 13:42