サルビアの会10月患者会(その4)

 KTさんが続けます。

「オレはポリープの手術をしたと聞いた。がんだとは聞いてねえ。この腹にできて来てるごりごりも何なのか、その話もねえ」

「大学で検査した結果の話もねえ。一体どうなってんだか、それが知りてえんだが、なんの話もねえ。来週、娘も一緒に話を聞くことになってるんだが、どうなるんかな?」

 私が話しました。

「きちんと話は聞くべきですね。少なくとも誰かが、すべてをよく理解していないとだめだと思います。来週、よく聞くのがいいと思います」

「それから、KTさん自身も自分のことを理解していないとだめです。手術はポリープを取るためだったと言っておられますが、それは違いますよ」

「がんだったんです。胃は早期のがんだったんでしょう。でも、大腸はそうではなかった可能性が高いと思います。今、おなかにできているしこりは、その再発か転移だと思います」

「それをKTさんは理解しておく必要があると思います。それを前提にして、これからどうなる可能性があるかを考える必要があると思います」

 KTさんが、少し考えてから言いました。

「じゃあ、抗がん剤はどうするのがいいんです?」

 KTさんが抗がん剤と言うのを聞いて、KTさんはがんだと考えていたんだなと思いながら、私が答えました。

「副作用が強いなら、飲まなくていいと思います。飲んだために、体が参ってしまってはどうしようもないですからね」

 KTさんが言います。

「オッカアは車が運転できねえんで、どうすっかなあって考えるんですよ。なんかの時には、隣町に嫁いでる娘たちがなんとかしてくれるって思ってるが・・・。手術のときにもそうしてくれたんでね」

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  • サルビアの会(10月患者会)に参加

    Excerpt: 昨日第3土曜日は、古河市で開かれているがん患者会に参加してきました。 Weblog: 開業保健師  みんなの“自分らしさ”を大切に racked: 2015-10-28 21:11