サルビアの会10月患者会(その5)

 それを聞いたCBさんが言います。CBさんのご主人は肝臓に転移した直腸がんを手術し、今、肝臓の転移が再度見つかったため、まもなく再手術の予定です。

「私も運転ができないので、その大変さはよく分かります。今は、もうすぐ主人が手術だというので、主人の運転で病院へしょっちゅう行ってるんです」

「検査、検査の毎日という感じです。それにそのたび誓約書を書かされる。その中で、今度、飛び切りの誓約書を書くことになったんです。A級保存版と書いてあります」

「主人の考えや私の考えまで、こと細かに書くんです。こんなことを書いちゃだめかなって思ってることがあるんですが、どうでしょうか?みなさんのご意見をいただけますか?」

 私が答えます。

「かまわないですよ。どうぞ」

 CBさんが話します。

「今の状態になれたのは、先生方のおかげだと思います。それに、いろいろとお世話になった方々がいます」

「なので、今度元気になったら、そういうお世話になった人たちに、ご恩返しをしたいと思っていますって書こうと思ってるんですが、これ、どうでしょうか?」

 みなが言います。

「構わないんじゃないでしょうか」

 私も、そう思います。CBさんは、いろいろ気を遣っているようです。CBさんが続けます。

「この間の説明の時に、『このあとまた転移が出てきたらどうするんですか』って、先生に聞いたんです。そしたら、先生は『そのときは、また手術すればいい。それをくり返すだけだ』って」

「だから、また聞いたんです『じゃあ、最後の最後に手術もできなくなったらどうするんです?』って。そしたら、『どうしようもなくなれば、抗がん剤だな』って言うんです」

「抗がん剤の治療をしない代わりに手術したんですよ。なのに、最後は抗がん剤だなんて、私はおかしいと思いましたが、それ以上はなにも言いませんでした」

「私は、もうこれ以上なにもやって欲しくないんですがね。主人はもちろん大変だと思いますが、それ以上に私が大変なんです」

「主人は先生に任せきり。だから、私がいろいろと先生に聞くしかないんです。すると、先生とぶつかっちゃう」

 CBさんは、ご主人が治療を受けると自分が大変になるという気持ちが強いようです。

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック

  • サルビアの会(10月患者会)に参加

    Excerpt: 昨日第3土曜日は、古河市で開かれているがん患者会に参加してきました。 Weblog: 開業保健師  みんなの“自分らしさ”を大切に racked: 2015-11-02 22:31