サルビアの会11月患者会(その4)

 食道がん治療後のTJさんが言います。

「がん患者には、『頑張れ』と言うのは問題がないと思いますね。むしろ、そう言われるとその気になるので、いいことだと思いますよ。がん患者にはいろいろなことが言われますけどね・・・」

 それを聞いた膀胱がん治療後のHGさんが言います。

「人と話すことは大事だと思いますが、近所の人だけはだめですね。結局、陰でいろいろ言われることになってしまうんです」

「別の人のがんの話を陰で言う近所の人たちの姿を見てつくづくそう思いました。ですから私は、家の近所では自分のがんのことについては一切話していません」

 TJさんが話します。

「自分がアルコールのことで悩んでいた時のことですが、自分と同じ悩みを持つ人と話すことができて、それで一歩前へ踏み出すことができたという経験があります」

「同じ悩みを持つ人とでなければ本当の話はできませんし、そういう人と話すことで自分の抱える悩みから飛び出すことができるんです。ですから、共通の理解のできる人と話すことが大事だとつくづく思います」

 MYさんが言います。

「ありがとうおじさんの本を大分前に読みました。人に感謝するのが大事だという本です。自分は、絶対に一人で生きているんではないんです」

「岩盤浴で有名な温泉に私も行ったことがあります。そこでその話をしたら、それを聞いた若い女性のがん患者が突然泣き出したんです。『自分は今までそんなことを一度も考えたことがなかった』って言いながらです」

 MYさんが続けます。

「前のサプリの話とも関係があるんですが、今でも持ち歩いているお守りがあるんです。ある観音様で気を入れてもらったんですが、その料金が1万円だったんです」

「なので、サプリでもなんでも1万円以下のものと言っているんです。そのお守りは、がんと分かってからずっと持っています」

「なので、手術して無事に家にもどることができて、お礼参りに行きました。そしたら、そこで言うんです」

「『この人は、ここの掃除のおばさんだよ。またやっちゃんたね、おばさん。ときどきやるんですよ。だれもいないときにね』」

「つまり、私のお守りに気を入れくれた人は、そこの掃除のおばさんだったと言うんです。ま、私にはだれでも構わなかったし、ちゃんとそのままお礼もして来ました。今でもちゃんと持ってますよ」

 MYさんにとっての1万円は、そういうことだったんですね。

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  • サルビアの会(11月患者会)に参加

    Excerpt: 昨日第3土曜日は、古河市で開かれているがん患者会に参加してきました。 久しぶりの青空の穏やかな週末でした。 Weblog: 開業保健師  みんなの“自分らしさ”を大切に racked: 2015-12-03 20:06