サルビアの会11月患者会(その5)

 TJさんが言います。

「あきらめたら奇跡は絶対に起こりませんよね。だから、あきらめないことが大事だと思うんです」

「それに、自分に言い聞かせることが大事だと思います。私ががんの治療を始めるときに、私の娘婿から言われたんです。『お父さんは、今まで薬など飲むようなことはなかったから、きっと初めて使う薬はよく効きますよ』って」

「これは私にとって大事な言葉でした。その通りだと思ったんです。MYさんが前に『脳をうまくだます』っていう本のことを話してくれました。大事なのは、そのことです」

 MYさんが言います。

「友達のいとこから突然電話がありました。抗がん剤と抗がん剤に放射線治療を併用する治療のどちらを選ぶか悩んでいるので意見を聞きたいって言うんですが、それは私には分かりません」

「ただ大事なのは、治ると思うことです。がんの嫌いなものには三つあるんです。それを実行することです。そのことを話して差し上げました」

「疲れない、冷やさない、ストレスをためないの三つです。とくに冷やさないことは大事です。私は冷たいものは飲みません。がんは冷たいものが大好きなんです」

 さらにMYさんが続けます。

「それと、がんの治療を受けると家族のきずなは強まりますよ。私が苦しんでいるのを見て、家族はいろいろ気を遣ってくれました。そうすると、私も考えます。あまり具合が悪い様子を家族には見せられないなって」

 それを聞いたTJさんの奥さんが言いました。

「家族と言えば、家では私と夫の様子を見て孫が言うんです。『おじいちゃんは王様で、おばあちゃんは召使みたいね』って」

 保健師のKHさんが言います。

「そうですね。子どもたちはよく見ていますよね。私の子どもたちは、ちいさい時に保護者蘭に私の名前を書いていましたからね。いつも自分たちを見てくれる母親が保護者だと思ったんですね」

 女性が子どもを見る時間は当然長くなると思いますが、いつも自分たちを見守る母親を保護者と考えるのは仕方がないでしょうね。

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  • サルビアの会(11月患者会)に参加

    Excerpt: 昨日第3土曜日は、古河市で開かれているがん患者会に参加してきました。 久しぶりの青空の穏やかな週末でした。 Weblog: 開業保健師  みんなの“自分らしさ”を大切に racked: 2015-12-05 22:43