サルビアの会12月患者会(その4)

 MYさんがすぐに続けました。

「最終的に、最も効果のあるのは、やっぱり気合いですよ。自分で『治ったと』言ってしまうことが大事だと思うんです」

「自分は交通事故なんかでは死ねないと思ってるんです。がんでしか死ねない。私にはたくさんのがんの仲間=がん友がいます。残念ながら、その多くが亡くなりました」

「だから、私はその人たちの分も生きなくちゃならないんです。それを足すと、私の生きる目標の年は120歳になるんです」

 MYさんが続けます。

「それに、目標は高ければ高いほどいいという気持ちを持つことになった大事な人がこの会に来ていたんです。その人は肺がんでした。再発してからも、がんばってがんばって15年近く生きました

「その人は、本当にすばらしい人だったんですが、里にいるお母さんが死ぬ前に自分が死ぬわけにはいかないって、ずっと言ってました」

「でも、そのお母さんが亡くなったんです。すると、がんばってきたその人も、間もなく亡くなりました。だから、私は思ったんです。目標が達成されると、それで終わりになってしまう可能性がある」

「だから、目標は達成できないと思えるような高いものにすればいいって。それもあって、私の生きる歳は120歳なんです」

 それを聞いて食道がんの治療を終えたTJさんが言います。

「暗示にかかりやすい人と、そうではない人がいると思いますが、私は暗示にかかりやすいんです。でも、信じ込むことはいいだと思うんです」

「MYさんが紹介してくれた『脳をだます』っていうのがいいんですよ。私は、抗がん剤の治療を受けていた時に、娘の旦那から言われた言葉を思い出していました」

「『お父さんは今まで薬なんか飲んだことがないから、今度初めて受ける治療はよく効くと思いますよ』って言われたんです」

「その言葉を信じて、治療を受けて行こうと思いました。実際、抗がん剤の点滴が始まった時に、薬がだんだんと胸の病気のところに集まって来るのを感じました」

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