サルビアの会5月家族会(その2)

 ご主人が前立腺がんのKZさんの悩みは続いています。

「ホルモン治療を続けているのにPSAは増え続けています。それにALPという骨が溶けた時に上がる検査値も増え続けています」

「症状は、それほど変わりないんですけどね。主治医の先生は骨を固める薬を使おうと言っていますが、それを使うと歯を抜くと骨が腐るとかいうことを聞いたのでどうしようか迷っています」

「今、親知らずが痛みだしているんです。ですから、抜かないとならないんです。でも、歯を抜いたら骨が腐ってしまうんでは、その薬は使うわけにはいかないですよね?」

 私が答えました。

「骨を固める薬というのは、骨粗鬆症の治療に使う薬ですが、それを使っている時に歯を抜くと、抜いたところの骨が腐る可能性があるんです。ですから、その薬を注射したあとは歯を抜けないんです」

「実際には、歯を抜いたら絶対に骨が腐るというわけではないんですが、歯医者さんは骨が腐る可能性があるということで、その薬を使っている人の歯は抜いてくれないでしょうね」

「でも、その薬を使う前に歯を抜いてしまえば、何も問題はありませんよ。だから、今痛みだしている親知らずを抜いてもらえばいいんです」

「そうして抜いたあとのキズが落ち着けば、骨の薬はまったく問題なく使えます。歯を抜いたあとであれば、その薬を使ったからといって何も問題はないんです」

 KZさんが言います。

「そうですか。そういうことは分からなかったので、先生にその薬を使うと言われても返答できずに帰って来ました」

「夫は、頭以外の全身の骨に転移があります。ですので、抗がん剤を注射しようとしたことがあったんですが、白血球が少ないということでできませんでした」

「でも、夫は今のところそれほどの痛みがあるわけではありません。どちらかといえば、特に具合の悪いことがあるわけではなく、元気です。普通に生活しています」

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