サルビアの会8月患者会(その5)

 会もそろそろ終わりというところで、大腸がんの術後再発が疑われてPET検査を受けたOBさんが入って来ました。

「PETで病巣が消えたんです。どういうことか分かりません。抗がん剤治療をやりましたが、私には副作用が強すぎて、とても続けることができませんでした。」

「だから、治療したなどとは言えないです。それでも効果があったと考えるべきなのか?どうなんでしょう?」

 私が答えました。

「そうですね。とても効果の出るような治療を受けたとは言えませんね。とすると、前のPETで映ったのは、手術の影響で腫れたリンパ節だったということかもしれません」

「それで、手術の影響がなくなるとともに小さくなって、今回の検査では映らなくなった。ですから、また3か月ないし半年後にPETで見てみるのがいいんじゃないですか?」

 OBさんが言います。

「少し不安が残りますが、とりあえずPETで何もなくなっていたので、よかったと思っています。私は死ぬわけにはいかないんです」

 そうです。OBさんには事故で高次脳機能障害になってしまった娘さんがいるんです。OBさんが元気でいられることを祈ります。

 OBさんが言います。

「私は、一時うつになりました。抗がん剤の副作用がひどくて、このまま死ぬしかないのかと思ったんです」

「死を覚悟して、身辺整理をし始めました。今年の冬のことでしたから、春物の衣類を捨て、写真を捨て、死ぬことばかりを考えていました」

「でも、そのときMYさんに出会ったんです。そして元気をもらい、立ち直れました。今は私からみんなに言いたいです。『自分を捨てるようなことはしないで』って」

 OBさん、本当に元気になりました。

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