サルビアの会4月家族会(その5)
昨年お父さんを亡くしたIMさんが最後に話します。
「少し時間をください。お話ししたいことがあるんです」
「じつは、この3月ですべて片づいたので、4月からやっと自分自身の生活を始められると思っていたんです」
「ところが、なんの連絡もなくとつぜん姉が子どもと一緒に家に帰って来たんです。姉は母子家庭です」
「私は、認知症の祖母をずっと介護してきました」
「その介護が終わったとたん、母が事故で頭にケガをして、からだが不自由になってしまったんです」
「なので、今度は母の介護をすることになりました」
「そして、その介護の最中に父が手術のできない胃がんと分かって、結局、私が看取りました」
「祖母の介護の時から父の看取りまで、姉はいっさい手を貸してくれませんでした」
IMさんが続けます。
「姉はいつもそうでした。私と姉は仲がよくありません。父が亡くなった後の相続の時も大変でした」
「姉が勝手に騒いでいたのに、私のせいにして警察まで呼んでしまったんです」
「だから、私が悪いことになってしまって、悪いことをしていない私が調書をとられました」
「おかしな話です。姉と私は昔からそんな感じでした」
「ですから、私は姉のためにはなにもしてあげないという気持ちになっていました」
「その姉がひょろひょろに痩せて帰って来たんです。力が入らず、階段も登れない状態でした」
「姉とはあまり口もきかない状態ですが、それを見てしまっては声をかけざるを得ませんでした」
「どうしたのかと聞くと、甲状腺がんだと言うんです。自治医大の耳鼻科で手術したんだそうです」
「姉は私に平気でうそをつきますから、今度も本当なのかと疑いました」
「でも、のどの下にキズがありますし、本当らしいです」
「子どもも高校生になったばかりなんですが、どこかへ行ってしまいました」
IMさんがさらに続けます。
「そんな姉です。私はなにもしてあげるつもりはありません」
「でも、今の状態を見ると、なにかをやらないでは済まないと思っています。なにをしてやればいいと思いますか?」
「姉は往診をして欲しいと言います。どうすべきでしょうか?」
私が答えました。
「往診をしてくれる医師を探すにはどうしたらいいかということでしょうか?」
「でも、IMさんがお姉さんにはなにもしてあげるつもりがないのならば、まずは生活保護の申請をしてあげるのがいいと思いますよ」
IMさんが言います。
「姉は、生活保護は絶対に受けないと思います」
私がもう一度言いました。
「でも、それしかないと思いますよ。そうすれば、生活保護の担当に一切を任せることができるんです」
「そうすると、IMさんはお姉さんに何もやってあげる必要がなくなるんですよ」
「生活保護の担当がすべてをやってくれます。だから、今、やるべきことは生活保護の申請だと思います」
IMさんが答えます。
「分かりました。そうしてみます」
IMさんは、10年近くのおばあさんの介護の後、お母さんを介護し、その間にお父さんを看取ったわけです。
そして、お母さんの介護がやっと落ち着いて自分の生活に入れると思ったところへ、お姉さんが飛び込んできました。
なんという神様のいたずらでしょう。私は、生活保護の申請しかないと思いましたが、これからどうなるんでしょうか。
「少し時間をください。お話ししたいことがあるんです」
「じつは、この3月ですべて片づいたので、4月からやっと自分自身の生活を始められると思っていたんです」
「ところが、なんの連絡もなくとつぜん姉が子どもと一緒に家に帰って来たんです。姉は母子家庭です」
「私は、認知症の祖母をずっと介護してきました」
「その介護が終わったとたん、母が事故で頭にケガをして、からだが不自由になってしまったんです」
「なので、今度は母の介護をすることになりました」
「そして、その介護の最中に父が手術のできない胃がんと分かって、結局、私が看取りました」
「祖母の介護の時から父の看取りまで、姉はいっさい手を貸してくれませんでした」
IMさんが続けます。
「姉はいつもそうでした。私と姉は仲がよくありません。父が亡くなった後の相続の時も大変でした」
「姉が勝手に騒いでいたのに、私のせいにして警察まで呼んでしまったんです」
「だから、私が悪いことになってしまって、悪いことをしていない私が調書をとられました」
「おかしな話です。姉と私は昔からそんな感じでした」
「ですから、私は姉のためにはなにもしてあげないという気持ちになっていました」
「その姉がひょろひょろに痩せて帰って来たんです。力が入らず、階段も登れない状態でした」
「姉とはあまり口もきかない状態ですが、それを見てしまっては声をかけざるを得ませんでした」
「どうしたのかと聞くと、甲状腺がんだと言うんです。自治医大の耳鼻科で手術したんだそうです」
「姉は私に平気でうそをつきますから、今度も本当なのかと疑いました」
「でも、のどの下にキズがありますし、本当らしいです」
「子どもも高校生になったばかりなんですが、どこかへ行ってしまいました」
IMさんがさらに続けます。
「そんな姉です。私はなにもしてあげるつもりはありません」
「でも、今の状態を見ると、なにかをやらないでは済まないと思っています。なにをしてやればいいと思いますか?」
「姉は往診をして欲しいと言います。どうすべきでしょうか?」
私が答えました。
「往診をしてくれる医師を探すにはどうしたらいいかということでしょうか?」
「でも、IMさんがお姉さんにはなにもしてあげるつもりがないのならば、まずは生活保護の申請をしてあげるのがいいと思いますよ」
IMさんが言います。
「姉は、生活保護は絶対に受けないと思います」
私がもう一度言いました。
「でも、それしかないと思いますよ。そうすれば、生活保護の担当に一切を任せることができるんです」
「そうすると、IMさんはお姉さんに何もやってあげる必要がなくなるんですよ」
「生活保護の担当がすべてをやってくれます。だから、今、やるべきことは生活保護の申請だと思います」
IMさんが答えます。
「分かりました。そうしてみます」
IMさんは、10年近くのおばあさんの介護の後、お母さんを介護し、その間にお父さんを看取ったわけです。
そして、お母さんの介護がやっと落ち着いて自分の生活に入れると思ったところへ、お姉さんが飛び込んできました。
なんという神様のいたずらでしょう。私は、生活保護の申請しかないと思いましたが、これからどうなるんでしょうか。
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