サルビアの会1月患者会(その2)

 しかし残念ながら、2年後に取り残したリンパ節に再発しました。

 これは切除範囲が少なかったせいです。通常の肺がん手術ができていれば防げた可能性が高かったわけです。

 肺機能が悪かったために、通常の肺がん手術ができなかったのでしかたありません。

 それで、再発巣に陽子線治療をやってもらうことにしました。

 陽子線治療は副作用のない治療法なので、問題なく終えることができました。

 ただ、この当時はまだ陽子線治療が医療保険の適応になっていなかった時期でしたので、自費診療でした。

 治療代は300万円近くかかったと言っていました。

 しかし、その2年後血痰が出てきました。再々発と考えられました。

 当然、もう手術することはできません。放射線治療も、陽子線を十分照射してしまっているので不可能です。

 どうするかという話になりました。

 血痰の原因になっていると思われる再発がんの治療は置いておくことになりました。

 まず、病巣への血流を止めて出血を減らそうということになったのです。

 気管支動脈塞栓術と言います。病巣に血液を送り込んでいる動脈は気管支動脈という細い動脈です。

 この血流を止めてしまう治療です。

 動脈の中に血液を固める物質をカテーテルから送り込んで血流を止める治療です。

 これもうまく行って、なんとか血痰は止まりました。

 しかし、その直後に黄疸と発熱が起こりました。

 原因は膵臓がんでした。大きくなった膵臓がんが胆管を圧迫していたのです。まったく予期せぬことでした。

(つづく)

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