サルビアの会2月家族会(その2)

 MYさんが言います。

「最期を迎えることが分かっているのに『絶対に死にたくない』と言う人にどう言ったらいいのか悩みます」

 だれでも死ぬのが分かったら、最初は必ずそう思うでしょう。

 そして、そういう人からいきなり「死にたくない」と言われても、言葉が見つからないと思います。

 だからこそ、人生会議が必要なんだと思います。

 少しでも早いうちから、死について一緒に考えておく必要があるということです。

 そうすることで、最初はまったくダメでも、次第に死を受け入れることができるようになるのではないでしょうか。

 少なくとも、最後にとつぜん「絶対に死にたくない」と言うことにはならないだろうと思います。

 そして、早くから一緒に考えていれば、死にまつわることについての本人の思いを聞いておくことができるでしょう。

 その言葉を振り返って話すことができれば、本人の気持ちに添った話になるのではないでしょうか。

 KTさんが言います。

「前立腺がんの骨転移で苦しむ夫に対して、脳梗塞で言葉が不自由になっている夫の友人が言ってました」

「『あんたは話せるからいい』って。夫は、『お互い頑張ろう』って返してました」

「私は、どちらにも頑張ろうとは言えませんでした」

 そうですね。お互いに不自由な体を持つ人同士では「頑張ろう」と言えると思います。

 でも健康な人間は、病気や障害で苦しんでいる人に対して「頑張ろう」なんて言えませんよね。

 「頑張ってください」と言うのも気が引けます。

 本人がすでにかなり頑張っているのは間違いないわけですからね。

 がんだけでなく、病気や障害を持つ人への声かけは本当に難しいですね。

(つづく) 

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