サルビアの会12月家族会(その1)

 卵巣がん治療中のKHさんが言います。

「術後の抗がん剤治療が予定の4回をなんとか終えられました」

「それで、つぎは今月末からアバスチン単独で治療を続ける予定です」

「でも、4回の抗がん剤治療が終わった今、血液検査で白血球も赤血球も、血小板も少ない状態なんです」

「なので、きのう白血球を増やす薬を注射しました」

「赤血球や血小板は様子を見て、どんどん少なくなるようなら輸血をしようって言われました」

 KHさん、不安げです。私に検査結果を見せてくれました。

 たしかに白血球、赤血球、血小板すべてが減ってしまっています。

 私が話しました。

「たしかにすべて減っていますね。でも、これは今までの治療の結果ですよ」

「抗がん剤の影響がたまってしまってるんです。回復には時間がかかるかもしれません」

「でも、間違いなく効果のあった抗がん剤だったわけですから、その影響が残っていても仕方ないですよね」

「どうしても増えて来ない時には、先生の言うように輸血してもらえばいいと思います」

「それでつぎのアバスチン単独の治療を続ければいいと思いますよ」

 KHさんが言います。

「アバスチンは3週間ごとにやるって言うんですが、それで大丈夫なんですか?」

「今までの抗がん剤といっしょにやったときには毎週点滴してました」

「それで、間があいてしまうとこれで大丈夫なのかって不安になってしまうんです」

 私が答えます。

「アバスチンはパクリタキセルやカルボプラチンとは違う種類の抗がん剤ですから、点滴の方法も違うんです」

「それは心配する必要はありませんよ。副作用も違います」

 KHさんが言います。

「たしかにアバスチンをなんどか点滴したわけですが、出血とか血圧が高くなるとかの副作用が出始めているようです」

 KHさんは不安が消えないようです。

 私が言いました。

「KHさん、先のことを心配してもしょうがないですよ」

「アバスチンの治療を予定通り1年間続けることだけを、今のところは考えていればいいんじゃないですか」

 KHさんが言います。

「そうですね。いつもMYさんが言っている通りですね。そうします」

 KHさん、パクリタキセルとカルボプラチンによる治療で卵巣がんがほとんど消えたんです。

 それを手術で切り取って確かめました。

 そして、その手術後の抗がん剤治療では、それらに分子標的薬であるアバスチンを加えて4回治療したところでした。

 これから、アバスチン単独で1年間治療を続ける予定だということです。

(つづく)

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