サルビアの会12月家族会(その2)

 妹さんが悪性リンパ腫4期で骨髄移植をしたOSさんが言います。

「相変わらず妹は家事全般をやっているんです」

「家は段差がきついんですが、案の定、ふらついて転びそうになっています」

「脚をふんばろうとしても、ふらついてふんばれない様子です」

「膝がガクガクしてるんです。体力が落ちてるんでしょうね」

「こんな時には運動して体力をつける必要があるんでしょうか?」

 私が言いました。

「妹さんは体を動かして十分運動をしてますよ。今、必要なのは食べることです」

「食べて、体を動かすためのエネルギーを補充することです。そうしないとやせるばかりです」

 OSさんが言います。

「でも、食べないんです。家族の食事はつくるんですが、それも自分はほとんど食べません」

「だから疲れるんだと思いますが、朝早くに息子たちの食事をつくって、そのあと午前中は寝てます」

「そんな風にしていても、夫が食事と言えばすぐつくりますし、毎日のように洗濯をして2階の物干し場に干しに行くんです」

「家族にしてやれることをなんでもやってやりたいんでしょう。それで、体重が減りっぱなしです」

 OSさんの妹さんは相変わらずのようです。

 保健師のKHさんが言います。

「家族のためにやる役割があるということはいいことだと思いますよね」

「だから、それをやるなと言うのはいけないと思います」

「それに妹さんは、お姉さんから言われると、それを素直に受け入れにくいんじゃないですか?」

 大腸がん治療後のOMさんが言います。

「本人してみると、動いていないと動けなくなってしまうという気持ちになっているんじゃないかと思う」

「自分もそうだったから、その気持ちが分かるような気がする」

「体が弱って動けなくなると、そのままダメになってしまうんじゃないかって気持ちになっているんじゃないかな?」

「だから、そこでやるなって言っても絶対にやめないと思う」

(つづく)

この記事へのコメント