サルビアの会2月家族会(その3)

 つぎに大腸がん肝転移切除後のOMさんが言います。

「腹膜に播種が見つかったので、抗がん剤治療を始めることになりました」

「腫瘍マーカーはまったく上がっていません。これが私のがんなので仕方ないです」

「抗がん剤はオキザリプラチンです。手足のシビレがひどくなる薬です」

「ショックを起こした経歴があるので、主治医も慎重にしてくれています」

「でも、今のところ何も起きていません」

「さっそく吐き気がひどくなっています」

「それにシビレがひどくなってくると思うので、今まで続けてきたプールに入ることができなくなると思います」

「冷たい水に入るとシビレがもっとひどくなるんです」

 OMさんは屈託なく話しますが、気持ちは不安なはずです。でも、頑張って行くしかないですね。

 続いて卵巣がん治療中のKHさんが言います。

「来週検査をして、結果がよければ3回目の術後抗がん剤治療を受ける予定です」

「今心配なのは、最初にリンパ節転移が見つかった場所の鎖骨のところの痛みです」

「我慢できない痛みではないですが、よくならないんです」

 私が聞きました。

「しこりはできてるんですか?」

 KHさんが答えます。

「できていません」

 私が言いました。

「それなら、再発はないと考えていいですね」

「その場所の痛みの原因になるのは、頚椎の場合が多いと思います」

「頚椎に何か気になることはないですか?」

 KHさんが言います。

「以前、頚椎のむち打ちをやったことがあります」

 私が言いました。

「じゃあ、それが原因で頚椎に変化が起こっている可能性が高いですね」

「頚椎の形が変化しているんです。それが神経に触っているんだと思います」

「そのため軽い神経痛が起こっているんだと思います。がんとは関係ないですよ」

 KHさんは安心したようです。

 がん患者は自分の体に起こった変化をすぐに再発と結びつけてしまいます。

 いつも再発の不安があるからです。

 これは仕方がないことです。

(つづく)

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