サルビアの会2月患者会(その2)

 卵巣がん手術後10年以上になるYDさんが言います。

「97歳のおばが亡くなりました」

「5年前に腎臓がんがみつかっていたんですが、年齢を考えて治療しないことにしていたんです」

「その後も元気に琴やお茶を楽しんでいました」

「私にとってあこがれのおばでした。寂しい限りです」

「告別式には400人もの人が来てくれたそうです」

 そこへリンパ腫治療後のAIさんが入ってきました。

「大変な目に会ってたんです。年末に帯状疱疹になってしまったんです」

「赤いブツブツと痛みが出てきたんですが、年末ですからそのままにしてしまいました」

「それが命取りでした。正月の休み明けにやっと診てもらいました」

「そして初めて帯状疱疹と言われたんです」

「左の腰から下に赤い発疹ができて、そこが痛いんです」

「今は、もう赤いブツブツはなくなりました。でも痛みは残っています」

「まあ、痛みはかなり楽になりました。だから、こうやって出てくることができたんです」

「一時は痛みがひどくて外に出ることなどは考えられない状態でした。本当にひどい目に会いました」

 そうですね。帯状疱疹は少しでも早く治療をすることが大切です。

 治療が遅れると痛みが残ってしまいます。帯状疱疹は水ぼうそうの原因になるウイルスが起こします。

 水ぼうそうはこどもの頃にだれでもがかかった病気でした。

 今ではほとんどが予防注射を受けていますから、水ぼうそうになるこどもは少なくなりました。

 水ぼうそうが治ったあと、そのウイルスが体に潜んでいるんです。

 神経の奥の方に潜んでいます。

 それで、疲れやストレスで体調が悪くなったり、歳を取って免疫が落ちたりしたときに、その神経を食べに出てくるんです。

 赤いブツブツは神経の通り道にできます。だから、帯状に点々とつながるわけです。

 水ぼうそうの予防注射は、こどもだけでなく高齢者にも必要とされています。

 それは、高齢になると抵抗力が落ちて、水ぼうそうのウイルスが力を呼び戻し帯状疱疹を起こすことが分かっているからです。

 60歳を過ぎたら、予防注射をしておくのがいいでしょう。

 それを聞いてOMさんが言います。

「私の主人は40歳近くになって初めて水ぼうそうになったんです。珍しいですよね」

 OMさんのご主人が言います。

「水ぼうそうになったのは39歳のときでした。全身にブツブツができて大変でした」

 珍しいことですね。水ぼうそうウイルスは感染力が強いですから、近くに感染者がいるとすぐに感染します。

 かかったことがなかったとすれば、それは水ぼうそうの患者が近くにいなかったからでしょう。

 それだけ予防注射の効果が高まっていることの証かもしれません。

 それはいいことですが、高齢になったらもう一度予防注射をすることをお忘れなく!

(つづく)

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