サルビアの会4月家族会(その4)

 ご主人を大腸がんで亡くして13年になるKNさんが言います。

「でも、何もないのに家にばかりいると必要もないものをつい食べてしまうのよね」

 そうですね。外出自粛では、いろいろ問題が起きてきますね?
 
 TNさんが言います。

「私には夫がもうどうしようもないがんにかかってしまっているなんて、まるで他人事のようなんです」

「どうしようもない感じなんですが、みなさんはこんな気持ちになった時にどうしてたんですか?」

 ご主人を3年前に前立腺がんで亡くしたKZさんが言います。

「私は、主人を見なくて済むように外に出てました」

「いっしょにいると、本当にどうしようもない気持ちになってしまいますからね」

 KNさんが言います。

「私の主人は仕事をしていると元気でした。だから、外に出してあげました」

「死ぬ前の月まで、接待ゴルフの幹事役を元気にやってたんです」

「主人は死ぬまで本当に元気でした。その日の朝まで普通にしてましたからね」

 弟さんを肺がんで亡くしたSTさんが言います。

「私の弟も死ぬ直前まで元気でした」

「死ぬ直前に福岡ドームへ行ったんです」

「ソフトバンクの大ファンだったので、どうしても行きたいと言ってました」

「主治医の先生に言うと絶対にダメだと言われると思うから、先生には何も言わずに行ってきたって言ってました」

「そのあとまもなく死んだんです。でも、それでよかったと思ってます」

「そもそも診断されたときに、半年の命と言われていました」

「それが1年半も生きられたんです。だから、それで十分なんです」

 TNさんが言います。

「仕事が大事な主人ですが、少なくとも仕事の引き継ぎをしなくてもよくなるようにやり方を考えてもらおうと思います」

「きょうはここに来れて本当によかったです」

 TNさん、これからが大変でしょうが、またこの会に参加してどんな悩みでも話してもらえればいいと思います。

(4月家族会終わり)

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