サルビアの会5月患者会(その4)

 STさんが言います。

「卵巣がんと違って、卵管がんはすぐに腹膜に広がるんです」

「私もそうでした。腹水がたまって見つかったんです」

「私のがんの告知は、忘れもしないあの東日本大震災の日でした」

「だから、もう9年が経ったんですね」

「抗がん剤治療を受けたんですが、リンパ節らしいものが今でも2個残ってるんです」

「でも、それはPETでも光らないし、大きさがずっと変わりありません」

「なので、治ったあとの名残りだろうと言われています」

 STさんが続けます。

「でも、しこりが残っているので、それがいつ大きくなり始めるか心配なんです」

「今は6か月ごとの診察になっています」

「そうすると、その間に腫瘍マーカーが上がってしまってるんじゃないかなんて本当に心配になります」

「私は、腫瘍マーカーが上がったら、すぐに抗がん剤治療をやってもらうつもりです」

 さらにSTさんが続けます。

「でも、元気でいるうちはなんでもやってやろうという気持ちでいます」

「じつは10年以上前に資格は取ってたんですが、去年から介護ヘルパーの仕事を始めました」

「シルバーリハビリ体操士の資格も持ってます。できることはなんでもやろうと思います」

 STさんは元気そのものです。でも、腫瘍マーカーは気になります。

 今までは3か月ごとの診察だったのが6か月になったので、本当に心配だと言います。

 元気なSTさんも腫瘍マーカーの動きは一番気になるところですね。

 それは、ちいさなしこりが残っているからです。

 それが少しでも大きくなり始めることがあったら、その時に腫瘍マーカーも上がるだろうと思うからです。

 がん患者は、こういう風にだれでもいつも再発の不安と共存しているんです。

(つづく)

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