サルビアの会6月患者会(その4)

 ご主人が肺がん治療中のTNさんが言います。

「4回目の抗がん剤治療が終わったところで、主人は体中の痛みがひどくなりました」

「やっと落ち着いたところで5回目の抗がん剤治療を受けに行ったんです」

「が、その時に撮ったCTで、それまで小さくなっていたしこりが大きくなっていたんだそうです」

「4回目は副作用の強かった抗がん剤を抜いていたんです」

「だから、それが原因かもしれないと言われたそうです」

「でも、4回目の治療後も痛みがひどかったんです。そのことを私に言いながら、主人に初めて泣かれました」

 MYさんが言います。

「つらいですね。でも、私はいつでもイメージをしているんです」

「絶対によくなるってイメージします。がん細胞をやっつけるイメージですよ」

 AIさんが言います。

「私は、『このつらさは本人じゃないと分からない』って主人に言いました」

「主人は優しいです。だからいろいろ気遣いの言葉をかけてくれるんです」

「でも、自分が本当につらい時にいろんなことを言われても、本当のところ『ウザイ』って思うこともありました」

 MYさんが言います。

「そうですね。だれもなにも言ってくれなくていいですよね。ただ寄り添っていてくれればいい」

 MYさんが続けます。

「私は6か月間も出血があるのを放っておいて、『あと1日遅れたら命がなかった』とまで言われたほどだったんです」

「なのに、自分ではまったく死ぬなんてことを考えもしなかった」

「でも、病院では大変だったようです」

「出血で血管が縮んでしまい、点滴を刺すのが本当に大変だったようなんです」

「点滴がやっと入った時には、みんなが拍手喝采でした」

「輸血ができて元気が出た時、私の口から最初に出た言葉は『おなかが空いた』でした。自然に出た言葉でした」

「その後、大学病院へ移ったんですが、そこでは大変な患者が来るといううわさだったそうです」

「でも、実際には面白いことを言う人だということになったんです」

「元の病院では、みんなが助からないだろうって言ってたんだそうです」

「だから、大学病院の治療が一段落して元の病院に戻った時に、みんながビックリした顔で出迎えてくれました」

「その大変だった時にずっと毎日来てくれていたのがこの前亡くなったOKさんでした」

「私は早くに死んだ友達の分を含めて120歳まで生きるつもりと言って来ました」

「でも、今度亡くなったOKさんの息子さんに『今まで120歳まで生きるつもりだったけど、OKさんの分を加えて125歳まで生きることにする』って言ったんです」

「そしたら、『母さんは、あと10年は生きて欲しかった』というので、130歳まで生きることにしました」

 MYさんは不死身です。いや気合で生きるんだそうです。

 それと大事なのは自分でそうなるようにイメージすることだそうです。

 MYさんはサルビアの会のみんなのこころの支えになっている人です。

(6月患者会終わり)

この記事へのコメント