サルビアの会7月患者会(その4)

 KDさんが言います。

「私はくよくよしないことにしてるんです」

 たしかにKDさんは腎臓がんが見つかって10年以上になります。

 しかも肺の転移が先に見つかりました。

 その転移はそのままで腎臓だけを手術して今になっているわけです。

 インターフェロン治療を続けているんですが、始めは熱や関節痛でつらい思いをしました。

 今ではほとんど副作用が気にならなくなっています。

 でもたしかに、くよくよしていたらこの治療は続けられませんでしたよね。


 そしてその治療の結果、なんと肺の転移が小さいままでまったく変わりがないんです。

 これはすごいことです。

 10年以上大きさが変わらないということは、完全に固まっている可能性があるということです。

 肺の転移巣の一部を切り取って病理検査をしてみるとそれが分かります。

 そうすることで治っているかどうかが判断できます。

 これはKDさんにとって大事な検査になります。

 同時に、後々の同じようながん患者のために役立つことになるだろうと思います。

 AIさんが言います。

「私の場合、もし再発してもすぐに命に関わることにはならないと思います」

「だからなおさら死ぬまでの苦しみが長く続くと考えます」

「これはつらいことですよね。この気持ちは健常な人には分かりませんよ」

 AIさんが続けます。

「つらいことをだれのために続けるのかが問題だと思います」

「だれのために頑張るのかです」

「私は息子のためです。主人ではないんです」

「主人が咳をしたときには『風邪ひいた?』なんて一言かけて終わりです」

「でも、息子の場合はすぐにでもそばにかけつけて行きたくなりますよ」

 SZさんが言います。

「私は、どうせ死ぬならつらい治療なんかやる必要ないなって気持ちがあります」

 つらい抗がん剤治療をどう考えるかですね。

(7月患者会終わり)

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