サルビアの会8月家族会(その1)

 最初に大腸がん治療中のOMさんが来て検査結果を見せながら言います。

「やっぱり血小板が少なくなってます。肝機能はそれほど悪くなってません」

「この血小板だとつぎの抗がん剤治療はできないかもねって主治医の先生に言われちゃいました」

 結果票を見せてもらうと血小板数は10万。

 これだと来週にはもう少し減る可能性はあると思いますが、それほど少なくなっているわけではありません。

 来週の結果次第でしょう。

 OMさんが続けます。

「肝臓のしこりは小さくなってるんですが、問題は腹膜播種なんです」

「これがよく分かりません」

 腹膜播種は、はっきり目立つのがなければ、それでいいと思います。

 ご主人を大腸がんで亡くしたKNさんが言います。

「この前、近所の庭で段差につまづいてしまったんです」

「ちょうどそばに車が止まっていたので、それにつかまったんですが、それがスライド式のドアでした」

「だから、ドアが動いて閉まってしまい、指をはさまれてしまったんです」

「指先が割れて血が出ました

「どうしようということになったんですが、福祉の森に行けばいいだろうということになりました」

「それで急いでここに来たんですが、受付では『今、先生は往診中で、まだ帰って来てませんよ』って言われました」

「帰って来られるまで待てばいいと思い、診察室の前に行きました」

「すると、ちょうどその時先生が往診から帰って来たんです」

「なんて運がいいと思いました」

「すぐに治療室に入れてもらい、キズを見てもらいました」

「結局、すぐに縫うことになりました」

「3針ほど縫っていただきました。その間、20~30分」

「外来診療をストップさせて診ていただきました」

「看護師さんは、待合室にいる患者一人一人に声をかけて下さって事情を話してくれたと後で聞きました」

「自分は夢中で診てもらっていたわけでしたが、みなさんに申し訳ないことをしたと思いました」

「おかげさまで、こんなにきれいに、治りました」

 KNさん、本当に運がよかったですよ。

(つづく)

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