サルビアの会9月患者会(その1)

 肺がんだったTNさんのご主人は亡くなったそうです。

「主人は8月31日に亡くなりました」

「なんとか退院させてあげようと頑張ったんですが、間に合いませんでした」

「そのための話し合いをしようとしていた日に亡くなったんです」

「痛みが強くてどうしようもないので入院したんです。7月27日でした」

「すぐに痛み止めの治療が始まり、その時は痛みがおさまったんです」

「主人は本当によかったって言ってました」

「でも、それは1日しかもちませんでした」

「また痛みがぶり返してしまったんです」

「痛み止めの点滴が2本、3本と増えました」

「それでも変わりないので、放射線治療をすることになりました」

「背骨に転移して、そこから脊髄に入り込んでいたんです。だから、痛かったんですね」

「そこに放射線を当てて痛みを取ろうとしたんです」

「脊髄に放射線が当たると下半身にマヒが起こります」

「なので、放射線をがんにだけ当て、脊髄に当たらないようにピンポイントでやってもらったんです」

「でも、効果はありませんでした。痛みは取れなかったんです」

「主人は点滴で痛みが少し楽になった時には、自分で洗濯をしたり、下の売店に買い物に行ったりしていました」

「だから、主人は病院にいたいって言ってました」

「家に帰ると痛みが強くなった時が不安だって」

「だから、私も退院に踏み切れなかったんです」

「結局、それで退院のタイミングを失ってしまいました」

「痛みが我慢できなくなったので、最期は薬をさらに強くして眠らせてもらいました」

「そして、そのまま息を引き取りました」

(つづく)

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