サルビアの会10月患者会(その2)

 そこへ初めて娘さんと一緒に入ってきたISさんが言いました。

「私は80歳になりますが、数日前に濾胞性リンパ腫で抗がん剤治療をするかどうか決めろと言われてしまいました」

「今、脚が痛んでいるんですが、これは老化のせいです」

「咳が出て呼吸が苦しくなったので、診察を受けました」

「それで首にリンパ節が腫れていることが分かり、3個のうちの2個を切除して診断がつきました」

「どうしたらいいか分からないんです」

「抗がん剤は副作用が強いって聞きますからね」

 同じ濾胞性リンパ腫治療後8年目になるAIさんが言います。

「私も同じ濾胞性リンパ腫です。私はおなかの中のリンパ節が腫れました」

「それでおなかが痛くなって診察を受け診断されたんです」

「おなかの中のリンパ節が腫れただけだったので、診断が遅れたと思います」

「でも、初めておなかのCTを見せてもらった時、びっくりしましたよ」

「(両手で大きな丸をつくりながら)リンパ節がこんなに大きく腫れていたんです」

「その時、私にはどうするかの選択肢はありませんでした」

「即、抗がん剤治療と言われたんです」

「リツキサンという抗がん剤で治療することになりました」

「それから8年ですよ」

「抗がん剤では必ず髪の毛が抜けます」

「それに食事がのどを通らない。微熱が続く」

「それに下痢とかいろいろあるけど、大丈夫ですよ」

「あなたには娘さんがいる。だから、大丈夫ですよ」

 ISさんが言います。

「食べられなくなっても大丈夫なんですか?食べられなくなったらどうするんですか?」

 AIさんが言います。

「大丈夫ですよ。必ずなにか食べられるものがありますよ」

「それを食べればいいんです。それで大丈夫です。なにも心配ありませんよ」

 MYさんが言います。

「食べたいものを食べればいいんです。酢のものがいいです」

「抗がん剤で気持ちが悪くなるのは、ちょうどつわりの時のような感じですからね」

「女性は経験済みのことなんです。だから、大丈夫ですよ」

 ISさんが「そうですか」とうなづきます。

 ISさんは、大分抗がん剤治療を受けてもいいような感じになってきているようです。

(つづく)

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