サルビアの会10月患者会(その3)

 AIさんが言います。

「私は、抗がん剤治療を受ける時に『自分が初めてなんじゃない』って思いました」

「もう何人もの人がこの治療を受けてきているんだって思ったんです」

「だから、なにも心配なことはないって。それで、気持ちが落ち着きました」

 ISさんが大きくうなづきます。

 MYさんが言いました。

「つらくてどうしようもなくなったら、そのことをドクターに言えばいいんですよ」

「そうすれば、ドクターがどうしたらいいかを考えてくれます」

「心配なんかする必要はないですよ。大丈夫です」

 AIさんが言います。

「私は抗がん剤で白血球が大分減ってしまったので、予定量の三分の二を点滴して治療が終わりました」

「先生は、そんな風に患者の具合いを見ていろいろ考えてくれますよ」

 OMさんが言います。

「食べられなくなったら、栄養ドリンクがいいですよ」

「飲みやすいし、栄養があるので安心できますよ」

 AIさんが言います。

「思い出しますが、私の場合は悪性リンパ腫だから選択の余地はないって言われました」

「だから、すぐに抗がん剤治療が始まったんです」

「それに、治るかどうかはフィフティフィフティだと」

「だから、今のうちに好きなところへ行っておくのがいいとも言われました」

「でも、好きなところへ行けって言われても、気分が乗らないですよね」

「治療が終わって5年どころか、もう8年目に入ります」

「先生も言ってました、『よく今まで生きてこられたな』って」

「それに、『5年過ぎるとだんだん来なくなってしまう患者が多いんだが・・・』とも」

「それで私は言ったんです、『私は10年経っても先生に診てもらいに来ますよ』って」

「そしたら、今まで笑い顔を見せたことなんか一度もなかった先生が、ニコってしたんです」

「よほどうれしかったんですかね」

 いずれにしても、AIさんが元気なことが一番です。

(つづく)

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