サルビアの会10月患者会(その4)
卵巣がん治療後のYDさんが言います。
「私は84歳になりましたが、車の運転をしています」
「この間、免許証の書き換えをしてきました」
「私の家は運送業だったんです。車の運転を始めて60年になるんですよ」
「家には車がたくさんありましたからね」
「最初の2年間は無免許でした」
「それを知っていた警察から言われたんです、『そろそろ免許を取ったほうがいいよ』って。それで取ったんです」
60年前は平和でしたね。元気なYDさんは続けます。
「私の卵巣がんは腹痛で見つかったんです」
「最初は盲腸かと思っていました。でも、少し変なので病院へ行きました」
「おなかのX線写真を撮ってもらいましたが、なにもないと言われました」
「でも、半年後にCTで卵巣のしこりが見つかったんです」
「私が68歳の時です。大学病院で手術して、手術の後に抗がん剤治療を受けました」
「髪の毛が抜ける、白血球が減る、食べられなくなるなど、抗がん剤の副作用をすべて経験しました」
IKさんが言います。
「私も最初は首に3個のリンパ節が腫れてきたんです」
「変だなと思って、近くの先生に診てもらったんですが、大丈夫と言われました」
「でも、心配だったのでリンパ節を2個切り取って検査してもらいました。それで診断がついたんです」
IKさんが続けます。
「じつは私はもう生きていなくていいっていう気持ちがあるんです」
「でも、それは娘の前では言えません。そういう悩みもありました」
AIさんが言います。
「私の母は糖尿病で、それが悪化して人工透析をしていたんです。72歳で亡くなりました」
「その母が最期に言ったんです。『(古河の銘菓の)白玉が食べたい』って」
「糖尿病がありましたからね。甘いものは制限されていたんです」
「それで言ったんですね。でも、食べさせてあげられませんでした」
「すぐに亡くなったんです。娘としては、もっと生きていて欲しかった」
「だから、IKさんに娘さんがいることはすばらしいことだと私は思うんです」
「娘さんは頼りになると思います」
MYさんが言います。
「大事なのは、マイナスなことを考えずに、いつも良くなることを考えることだと思います」
「マイナスなことを考えると、そこにがんがつけ込んでくるんです」
「それに笑うことを絶やさないことです」
「いつも楽しいことを考えるんです。そうすると免疫力が高くなります」
いつもMYさんが言うがん患者の心構えです。
(10月患者会終わり)
「私は84歳になりましたが、車の運転をしています」
「この間、免許証の書き換えをしてきました」
「私の家は運送業だったんです。車の運転を始めて60年になるんですよ」
「家には車がたくさんありましたからね」
「最初の2年間は無免許でした」
「それを知っていた警察から言われたんです、『そろそろ免許を取ったほうがいいよ』って。それで取ったんです」
60年前は平和でしたね。元気なYDさんは続けます。
「私の卵巣がんは腹痛で見つかったんです」
「最初は盲腸かと思っていました。でも、少し変なので病院へ行きました」
「おなかのX線写真を撮ってもらいましたが、なにもないと言われました」
「でも、半年後にCTで卵巣のしこりが見つかったんです」
「私が68歳の時です。大学病院で手術して、手術の後に抗がん剤治療を受けました」
「髪の毛が抜ける、白血球が減る、食べられなくなるなど、抗がん剤の副作用をすべて経験しました」
IKさんが言います。
「私も最初は首に3個のリンパ節が腫れてきたんです」
「変だなと思って、近くの先生に診てもらったんですが、大丈夫と言われました」
「でも、心配だったのでリンパ節を2個切り取って検査してもらいました。それで診断がついたんです」
IKさんが続けます。
「じつは私はもう生きていなくていいっていう気持ちがあるんです」
「でも、それは娘の前では言えません。そういう悩みもありました」
AIさんが言います。
「私の母は糖尿病で、それが悪化して人工透析をしていたんです。72歳で亡くなりました」
「その母が最期に言ったんです。『(古河の銘菓の)白玉が食べたい』って」
「糖尿病がありましたからね。甘いものは制限されていたんです」
「それで言ったんですね。でも、食べさせてあげられませんでした」
「すぐに亡くなったんです。娘としては、もっと生きていて欲しかった」
「だから、IKさんに娘さんがいることはすばらしいことだと私は思うんです」
「娘さんは頼りになると思います」
MYさんが言います。
「大事なのは、マイナスなことを考えずに、いつも良くなることを考えることだと思います」
「マイナスなことを考えると、そこにがんがつけ込んでくるんです」
「それに笑うことを絶やさないことです」
「いつも楽しいことを考えるんです。そうすると免疫力が高くなります」
いつもMYさんが言うがん患者の心構えです。
(10月患者会終わり)
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