サルビアの会5月家族会(その2)

 SZさんが言います。

「私はがんではありませんが、YDさんに誘われてここに来ました」

「帯状疱疹の痛みが続いているんです。それでなにか教えてもらえないかと思って来ました」

 それを聞いてSSさんが言います。

「私も帯状疱疹を患って5年以上経ちますが、まだ痛みが残っています」

「でも、痛みにも種類があって、我慢できない痛みもあれば、楽しいような感じの痛みもあるんです」

「どっちにしても、付き合っていくしかないと思ってます」

 SZさんがうなずきます。

 つぎはOMさんのご主人です。

「となりにいる妻が大腸がんで治療中です」

「私は転勤族で、妻が大腸がんと言われた時には大阪で単身赴任中でした」

「ビックリしました。会社に泣きついて、翌年こっちに転勤させてもらいました」

「先生から直接がんの治療法についても意見を聞くことができる会なんてめったにありません」

「なので、この会には妻と一緒に毎回参加させていただいています」

 OMさんが言います。

「夫が言ったように私は大腸がんの治療中です」

「6年前見つかった時すでにⅣ期でした。それもⅣB期でした」

「Ⅳ期にA,Bがあるなんて知りませんでしたが、B期のほうがA期よりも進んでしまっているわけです」

「でも、手術するということになり、原発巣と肝臓の転移を手術して取りました」

「そして抗がん剤治療、そしてさらにまた肝臓の手術をくり返しました」

「肝臓の転移は3回手術しています。その間に一度肺の転移も手術して取っています」

「去年、また肝臓に転移が見つかって、同時に腹膜播種もあると言われ、今は無期限の抗がん剤治療中です」

 KHさんが言います。

「私もOMさんと同じⅣB期のがんでした」

「OMさんのがんと違って私は卵巣がんです」

「最初はどうなるんだろうって不安でいっぱいでした」

「ⅣB期だったので、最初に抗がん剤治療をやって、転移を小さくしてから手術をやりました」

「そして、術後の抗がん剤治療を続けて、やっと終わったところです」

 YDさんが言います。

「私の妹が昨年卵巣がんになったんです」

「前回の会に初めて参加しました」

「妹は手術のあとに抗がん剤治療を始めたんですが、下痢がひどくてすっかりやせ細ってしまったんです」

「なので、なにか情報がないかと思って参加しました」

「でも、妹の下痢の原因が分かりました」

「抗がん剤治療で食べられなかったときに便秘になったようなんですが、そのときにできた宿便が原因だったんです」

「その固まった便をかき出してもらって、やっと普通の便になりました」

 OMさんが言います。

「そうなんですよ。抗がん剤を始めると食べられなくなりますから、そのときに便が固まってしまうことがよくあるんです」

「だから、便通剤を飲んで便が固まらないように予防することが必要なんです」

 さすがOMさんは経験者です。

 でも、宿便だと便秘になるのが普通だと思います。

 それで下痢を起こしたというのは、下剤を飲んだためにゆるくなった便が宿便と腸の間をすりぬけて出ていたということなんでしょう。

 そういうこともあるんですね。

 最後はKWさんです。

「私はこの会のポスターをスーパーで見て来ました」

「私は腎臓がんなんですが、11年前に首と肩が痛くて整形外科に行ったのが始まりです」

「それは頚椎からの症状だから様子を見ようっていうことになって、半年後にまた行ったんです」

「それでCTを撮ったら肺に小さなカゲがたくさんあることが分かりました」

「どこかからのがんの転移だろうということになって調べてもらったら、腎臓にがんが見つかったんです」

「それで片方の腎臓の摘出を受けました」

「そのあとからインターフェロンの注射を続けています。自己注射です」

「最初は600単位を週に3回打っていましたから、熱が出る体がだるいなど大変でした」

「でも、今はその半分の300単位を週に2回ですから、ほとんど副作用はありません」

「それで、肺のほうは小さいままでまったく変わりありません」

「こんなに長い間変わりなくいられるのは私ひとりだと先生が言ってました」

 これで参加者全員の一言が終わりました。

 長い一言の人もいたので、こんなに長くなりましたが、みんなから一言ずつ話してもらうのはいいことですね。

(つづく)

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