家族の絆(TNさんの場合)~食道がんの骨転移

 入院すると、すぐにCTとMRIの検査が行われた。それを見ると、骨盤と腰椎の一部が明らかに溶けてなくなっていた。骨転移だった。やはり、TNさんの食道がんを完全に治すことはできなかった。

 ただ、それ以外には明らかな転移は見つからなかったので、まず放射線治療を行うことになった。痛みのある骨転移には、放射線治療が最も効果がある。

 骨の再生力は強いので、がん細胞が放射線によって死滅すれば、その後に新しい骨ができて来る。そして、何よりも痛みに対して最も確実な効果が期待できる。

 手術の後の放射線治療に比べて、今回の放射線治療の副作用はまったくないに等しかった。通常の痛み止めを飲みながら、月曜から金曜まで毎日、4週間の治療が行われた。

 その治療が終わると、主治医から抗がん剤の治療を追加したほうがいいと話があった。手術の前に行ったと同じ抗がん剤による治療を行うことになった。

 TNさんにとって経験済みの治療だったので、ほとんど問題なく治療を終えることができた。前回と同じように、点滴治療が3回くりかえして行われた。

※このブログ(「KWさんの場合」まで)が本になりました。「がんになって分かったこと~さまざまながんの素顔と元気な患者たち」という書名で、文芸社からの出版です。ネット販売もしています。

"家族の絆(TNさんの場合)~食道がんの骨転移" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント