サルビアの会4月患者会(その4)

 そのTNさんの顔を見て奥さんが言いました。

「息子たちから応援してもらわなくちゃならなくなっているのも、主人をつらい気持ちにさせていると思います」

「それに、主人は今まで体を張って仕事をし続けてきましたからね。仕事以外に趣味があるわけではなし、仕事一途でしたよ。だから、それができなくなった今、本当につらいだろうと思います」

 TNさんは言います。

「体を動かす仕事ができればいい。それが出来ないのがつらい。がんはその次だ」

 それを聞いて私が言いました。

「そうですね。大腸がんは、そんなに急に進むがんではない。だから、がんの治療を急ぐ必要はないと言える。つまり、抗がん剤を飲まなくても、それでがんが急に悪くなることを心配する必要はないと思う。だから、がんの治療よりも、どうやって今の状態に合わせて体を動かせるかを考えるほうがいいと私も思う」

 がんを患ったことによるさまざまな困難と悩み。これはすべての患者が抱えると言っていい。がんになったというだけで職を失う人たちも多い。

"サルビアの会4月患者会(その4)" へのコメントを書く

お名前
メールアドレス
ホームページアドレス
コメント